全国の人間国宝って何人いるの?人数を徹底調査

人間国宝は、日本の文化を守る目的で制定された法律に基づき、重要無形文化財を保持する認定を受けた人が呼ばれる通称です。
文化財保護法には存在しない言葉なので、一般的に浸透している通称となっています。
正式名称は特にありませんが、説明しようとすると重要無形文化財認定の保持者になるので、長過ぎることから人間国宝の呼び方が浸透しているのも納得です。

たったの○○〇人!?

現在までに認定されている人数は363人で、現在は予算の都合で120名ほどになっています。
つまり、国の予算で人数の上限が決まっているというわけです。
理由はとてもシンプルで、それは認定者に200万円の特別助成金が支払われるからです。
1人あたり年に200万円が助成されるので、総額になるとかなりの金額です。
この為、国家予算を無視することはできませんし、人数に制限が掛かるのは当然です。
逆にいえば、年間の予算を知ることができれば、その年の人間国宝の人数が分かります。
平成30年1月1日の時点で、芸能の部に属する保持者の数は57名、工芸技術の部も同数となっています。
重要無形文化財、通称人間国宝の決定は、年1回行われる保持者の死亡や認定の解除数、芸能と工芸分野の実態調査に基づきます。
約30名の有識者で専門調査会が組織され、文部科学大臣が最終的に認定を決める形です。
芸能の部の内訳を確認すると、雅楽が1名で能楽が11名、文楽が6名で歌舞伎が9名となっています。
他にも、4名の組踊や22名にも及ぶ音楽に、3名の舞踊と2名の演芸で、芸能の部の人間国宝が構成されます。
一方で工芸技術の部は、陶芸が11名で染織が16名、漆芸が10名で金工が10名です。
更に、7名の木竹工と2名の人形、同じく2名の手漉き和紙が工芸の部の人間国宝です。
総数と内訳の人数が合わないのは、1人で複数の名称の人間国宝の認定を受けていたり、個人とは別に団体も加わることに理由があります。
このように、分野によって人数の大小が存在しますが、いずれも日本の伝統文化に貢献していたり、重要な人物に位置づけられているのは確かです。