高まる落語人気!人間国宝になっている落語家を知ろう!

人間国宝になっている落語家は、これまでに3人います。まず、5代目柳家小さんです。巧みな話芸と豊富な表情で、滑稽噺を得意としていた小さんは、現在の真打昇進制度を確立させ、長らく落語界の第一人者として活躍しました。特に、蕎麦をすする芸は秀逸でした。落語協会会長も務めましたが、こうした功績が認められて、1995年に落語家初の人間国宝として認定されました。また、永谷園の即席みそ汁である「あさげ」のCMや、墓所・墓石業の須藤石材のCMにも出演し、お茶の間の人気も獲得しました。その後、落語協会最高顧問を務めましたが、2002年に心不全のため87歳で亡くなりました。ちなみに、柳家小さんの名称は息子が継いでいます。

そして2人目は、上方落語中興の祖と呼ばれた、3代目桂米朝です。6代目笑福亭松鶴、3代目桂小文枝、3代目桂春団治と共に、上方落語四天王と讃えられています。落語研究家としても精力的に活動し、文献からの発掘や落語界の古老からの聴き取り調査によって、「算段の平兵衛」や「風の神送り」といった滅んだ噺を多数復活させています。一方で、テレビタレントとしても人気を博していました。その後1996年に、上方落語界では初の人間国宝に認定され、2002年には演芸人として初めて文化功労者顕彰を受けましたが、2015年に肺炎のため89歳で死去しました。最後に3人目は、10代目柳家小三治です。5代目柳家小さんの弟子であり、師匠と同じく滑稽噺を得意としています。さらに、噺の導入部である「マクラ」が抜群に面白く、噺の全編がマクラの高座もあるなど、「マクラの小三治」とも呼ばれています。

厳しい一面も。

ただし、ひょうきんな丸顔であった小さんと違い、飄々とした表情でぶっきら棒にしゃべるという特徴を持っています。また、弟子に対する指導が厳しいことでも知られています。2010年に落語協会会長に就任し、2014年には人間国宝に認定されています。そして現在でも、リウマチの持病を抱えながら、高座に上がり続けています。

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