石川県の九谷焼の特徴や魅力と人間国宝について

現在の石川県加賀市である大聖寺藩領の九谷村で、良質の陶石が発見されたことをきっかけとして作られるようになった陶磁器が九谷焼であり、九谷焼には陶器と磁器の2種類が存在しています。性質や特徴にはそれぞれ違いがありますが、どちらにも魅力的な点があります。九谷焼の最大の魅力の一つとなるのが上絵付けであり、本焼きの後に絵を付けてその後再び高温で焼き直しており、熱を加えたことにより流れて出来た模様が作品の魅力の味となり美しい仕上がりを生んでいます。上絵付けを九谷でした作品は九谷焼と呼べるほど、上絵付けは重要な工程となっていることは間違いありません。鮮やかな色彩と力強い絵付けでありながら、煌びやかなデザインが特徴であり皿や器はもちろんのこと、アクセサリーにも用いられるなど、幅広い年齢層から人気となっています。九谷焼の特徴の一つである大胆な絵図柄には、花鳥や山水、風物といった絵画のようなものを描いた作品が多く、見た目の美しさに惹かれる人も多いです。蜜釜により個性が全く異なり、個性的で唯一無二なアイテムを欲している人からの人気も高くなっています。

現在の九谷焼の人間国宝

現在九谷焼の人間国宝は2名のみであり、その基調さがわかります。一般的には五彩で絵付けを施す九谷焼ですが、明治42年に石川県小松市に開業した九谷焼窯宮本泰山堂では、生地の色である白磁を加えた六彩となっており、彩りをより優美に表現しているのが特徴です。使って楽しい器をコンセプトにしており、絵画のように美しいモチーフや見た目も華やかでありながら面白みもあります。明治12年に創業した上出長右衛門窯は、宮本泰山堂同様に白磁にカラフルな染付と、美しくユーモアに溢れるモチーフが特徴です。職人の自由な発想で生まれる作品であり、今の時代でも使いやすい作品が多くなっていた日常に自然と溶け込むアイテムです。長い歴史がありながら今の時代にも合う器が豊富にあり、選択肢が多いのも魅力ではないでしょうか。